中国・アジアの工場進出情報

2020.11.15 Vol.32 No.20
政界人脈
ASEAN諸国の内相:プロフィール
「国内治安相」型と「総務・自治相」型

 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国のすべての政府に重要な閣僚ポストとして「内務大臣」(以下、内相)が置かれているが、ASEANの分野ごとの閣僚会合には「内相会合」と銘打つものがない。「ASEAN国境を超える犯罪に関する閣僚会議(AMMTC)」など警察業務を所管する一部の内相が自国代表として出席する会合があるだけである。「内相」という名称の大臣が警察、公安、刑務、消防・救援などを所管する「国内治安相(公安相)」型なのか、公務員管理、地方行政、国民登録、入国管理などを主に所管する「総務・自治相」型なのかで業務内容が大きく異なることも「内相会合」で括る会合が設置し難い理由だろう。下記に紹介する各内相の所管部局・機関からもそうした違いが見て取れる。
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