中国・アジアの工場進出情報

2020.11.15 Vol.32 No.20
産業アナライズ<自動車>
中国はハイブリッド車普及へ
発表されたロードマップ2.0を読む

 10月27日に中国汽車工程学会は「節能及び新能源汽車技術路線図2.0」を発表した。技術はテクノロジー、路線図はロードマップの意味であり、今後中国はどの程度の新能源車(NEV=新エネルギー車)を導入し、NEV以外の内燃機関エンジン搭載車の燃費はどの程度を目標にすべきかを示したテクノロジーロードマップである。これは中国工業和信息化部(中国工業情報化省)の委託を受けて中国汽車工程学会会員の研究者および技術者約1,000人が1年半にわたって議論を重ねてきた結果であり、中国政府はこれを受けて政府としての目標策定に乗り出した。おそらく来年1月1日付で設定する「低燃費車」の燃費目標は、この提言を受けて設定されるだろう。本来なら今回は「中国車は内需に生きるのか・後編」をお届けする予定だったが、この発表内容を先に取り上げる。
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