中国・アジアの工場進出情報

2020.9.15 Vol.32 No.16
産業アナライズ<自動車>
自動車燃料の水素シフトは進むか
中国でもプロジェクト急増中

 自動車のエネルギーとして水素(H2)を利用しようという動きが欧州を中心に活発化している。再生可能エルギーによる発電で水を電気分解して水素を得る「eフューエル(e-fuel)」や、同様に再生可能エネルギー電力を使ってメタン(CH4)燃料を生成する「eガス(e-gas)」などがすでに実証実験の段階に入っている。従来、水素利用と言えば燃料電池(フューエルセル=FC)が中心だったが、周辺技術の進歩によってeフューエル/eガスが候補に加わり、同時に2000年前後に盛り上がった「内燃機関エンジンに水素を使う」というガソリン/軽油の代替案もふたたび浮上しつつある。
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