中国・アジアの工場進出情報

2020.8.1・15 Vol.32 No.14
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
金型メーカー、アジア展開を加速
江蘇省・ベトナム・タイに新工場

 日系の金型および金型部品メーカーがアジア展開を加速させている。中国、東南アジア、インド等の新興国市場を牽引役に今後も中長期的な需要拡大が見込まれるためで、パンチ工業は日本、中国、ベトナムを対象にグローバル生産の最適化を推進しているほか、2020年にはプロニクスがベトナム、2021年にはTOWAが江蘇省で工場を立ち上げる。また、タイでは2020年に放電精密加工研究所が金型生産会社の経営権を取得するとともに、ヤマシタワークスが現地法人の工場を移転・拡充する。さらに、インドでは日精エー・エス・ビー機械が金型設備の増設を進めているほか、兼松トレーディングが2021年にも自動車部品向け金型事業に参入する。
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