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産業アナライズ<自動車> |
本当に電気自動車は普及するか?中編
「低燃費車」というアメとムチ |
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去る6月22日、中国工業和信息化部(工信部)が「CAFCとNEVの同時管理措置」を改定した。CAFCは企業別平均燃費規制で対象は年間生産(または輸入)台数2,000台以上の企業、NEVは新エネルギー車(新能源)車規制であり対象は同3万台以上。両方に政府から「消化すべきクレジット」が課せられ、両方のクレジットが絡み合った規制である点は従来と変わらないが、1年以上前からウワサされていた「低燃費車」というカテゴリーが正式に採用された。どの程度の燃費から「低燃費車」なのかという部分はまだ明らかにされていないが、2021年1月1日以降は、「低燃費乗用車」を1台生産すると通常の伝統的車両(従来から存在するガソリン車やディーゼル車など)の生産では「マイナス1」になっていたクレジットが0.5倍(つまり0.5台=2分の1台)として計算される。2022年はこれが0.3倍(0.3台)に計算され、2023年には0.2倍(0.2台)になる。今後3年間は低燃費車への恩典が徐々に手厚くなる。半面、新制度ではBEVクレジットの計算方法が厳しくなっている。
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