中国・アジアの工場進出情報

2020.6.15 Vol.32 No.11
ビジネスレポート
タイで注目高まるC.C.研電社の環境機械

  タイでは自動車不況が長引いているところに新型コロナウイルス問題が追い打ちをかけ、製造業でも自動車部品メーカーなどで廃業するところが出ているなど、厳しい不況が続いている。だが、農業大国でもあるタイでは食品関係など自動車以外の業種向けへの機械製造は元気だ。島根県の出雲大社の近くに本社工場を構える研電社では5年前に石飛稔(いしとび・みのる)社長が社長の座を長男に譲り、自らタイに移住してタイのパートナーと組んで環境保全関連の機械の製造販売を開始した。養豚糞尿脱水など家畜糞尿の1次処理、コロイダルシリカ排水、食肉排水グリストラップ、給食残飯排水処理脱水などの広い用途で「これまでタイに存在しなかった機械」として導入するタイ企業が増えている。
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