中国・アジアの工場進出情報

2020.６.15　Vol.32　No.11
バンコクレポート
パナソニック、タイから家電生産をベトナムにシフト
ファミマとカルピスも事業移管、静かに進むタイ離れ

　　パナソニックはバンコク郊外で洗濯機と冷蔵庫を生産する工場を閉鎖し、ベトナム北部ハノイ市に移管することを決めた。隣接するＲ＆Ｄセンターも閉める。東南アジアにおける家電生産を集約し、勢力を伸ばしている中国や韓国メーカーに対抗する狙い。パナソニックは新型コロナウイルスの感染拡大は関係ないと話した。しかし、日本企業は東南アジアにおける生産最適化を進めており、新型コロナによる経済停滞がタイから周辺国への生産移管を後押しする可能性がある。
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