中国・アジアの工場進出情報
2020.6.15 Vol.32 No.11
産業アナライズ<化学>
アジアのポリプロピレン新増設動向
昨年360万t増/今年820万t増のうち中国が7割
アジアエリアにおけるポリプロピレン(PP)の新増設状況は、AMR4月1日号でまとめたポリエチレン(PE)をやや上回る規模の能力拡大となる。今年の供給増に寄与できる2019年のPP増加能力は年産360万トンで、今年中にアジア域で完成する予定のPP新増設プラント能力は820万トン。そのうち中国が占める割合は、昨年の55%に対して今年は70%と、能力比では3倍近くにもなる。包装材料や日用品向けなどの用途が多いPEに対して、自動車部材向け需要が多いPP業界にとって、新型コロナウイルス流行による自動車の販売・生産減は、より大きく響く。同じ汎用樹脂でもPE以上に供給圧力が増していくPPの新増設動向をまとめてみた。
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