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産業アナライズ<自動車> |
「自動運転車」の行方・後編
始まった中国勢の交通整理 |
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中国・吉利ホールディングス傘下のボルボ・カーズは2022年に発売する次世代「XC90」を自動運転対応型の次世代プラットフォーム(車両骨格)SPA2で作り、各国の規制当局に働きかけて高速道路上での自律自動運転機能の認可を求めると発表した。また、中国・小鵬汽車は来月以降に納車が始まる新型BEV(バッテリー充電式電気自動車)セダン「P7」にレベル3の自動運転機能がオプションとして搭載されることを明らかにした。新型コロナウィルス感染症に勝利宣言した中国では、ことしの春節前から止まっていた自動運転関連の話題が急に増えだした。自動運転用AI(人工知能)開発のための資金調達はふたたび活発化の様子を見せている。そして、ここへ来て中国の自動車メーカーが「自動運転の恩恵を毎日の通勤でドライバーが得られるようにしたい」と言い始めた。政府の音頭取りとは裏腹に、これといった利用目的が見えなかった中国の自動運転車開発は、一気に加速するかもしれない。
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