中国・アジアの工場進出情報
2020.5.1 Vol.32 No.8
産業アナライズ<化学>
中国二大国営石油・石化企業の業績比較
2019年は化学部門が大幅減収減益
中国の二大国営石油・石油化学企業といえば、シノペック(中国石油化工)とペトロチャイナ(中国石油天然気)。売上高規模では両社ともサウジアラムコを上回るが、利益面ではアラムコより一ケタ小さくなる。アラムコは豊富な油田やガス田を持ち、採掘規模も違うため中国勢とは比べるべくもないが、これまで2年ほど続いてきた中国2社の好業績が2019年では一転して大幅な減益に陥った。なかでも石油精製事業の営業利益が化学事業以上に悪化しており、化学品も生産量は増えているのに大幅な減収減益と、製品価格下落に伴う利幅の縮小が止まらない。
⇒
全文(PDFファイル)
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は
鰹d化学工業通信社
に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved