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ビジネスレポート |
日系やタイの大手と共同開発で新商材を開発するサイアムゼンノ
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タイでは自動車不況が長引いており、自動車関連を中心としてタイ企業の廃業、日系中小企業のタイからの撤退も続出している。不景気を口にするタイの日系中小企業が多い中で、大正4年3月(1915年)創業の卸売業、ゼンノ(善野良社長、大阪市西区江戸堀1丁目20番21号)のタイ法人であるサイアムゼンノでは新型コロナウイルス問題の影響を受けながらも好調を維持している。ゼンノは100年を超える伝統を誇る中小企業だが、顧客のほとんどが日系大手であり、扱っている商材にはタイ企業も含む大手との共同開発が多いことからゼンノが積み重ねてきた専門性の高さが評価されている。ゼンノは前身を経た1947年に善野商店として法人化、1989年7月に現社名に変更している。老舗企業にありがちな硬直した経営体制に陥ることなく、少数精鋭経営を成功させている。サイアムゼンノはゼンノの初の海外法人として1995年に設立され、2012年には中国の天津に、2015年にはインドネシアのスラバヤにも進出している。
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