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ビジネスレポート |
年末の総選挙が近づくミャンマー(下)
行政サービスを低下させた負の改革も |
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ミャンマーで1990年に行われた総選挙でアウン・サン・スー・チー(以下スーチー)氏率いる国民民主連盟(NLD)が議席の8割を獲得する圧勝だったが当時の軍事独裁政権がこの結果を握りつぶしたのは30年も昔のことになった。民政化で誕生したテインセイン政権時代を継いだこの5年間のアウンサンスーチー国家顧問兼外相(以下スーチー氏)と国民民主連盟(NLD)の政権下でミャンマー変革の実績が少ないことを前号でまとめたが、山積する問題解決になにも取り組まなかったわけではない。しかし手掛けたことにはピント外れなものが多い。例えば従来は4月から会計年度が始まっていたミャンマーだが、2019年から10月からの1年間に会計年度を突然変更したことも日系など外資企業にも混乱を与え、会計処理や納税面での対応に追われた。わざわざ4月から10月に変更したのは、ヤンゴンなどミャンマー南部の長い雨季が毎年10月に終わることに合わせ、乾季に入るとすぐに予算を消化できるように、会計年度を10月開始に変更したと説明している。
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