中国・アジアの工場進出情報
2020.4.1 Vol.32 No.6
産業アナライズ<化学>
アジアのポリエチレン新増設動向
去年200万t/今年450万t増加で米国品価格が急落
アジアエリアにおけるポリエチレン(PE)の新増設状況をみると、今年の供給増に寄与できる2019年の増加能力は年産200万トン程度に過ぎないが、米国で完成したシェール系PEの新設能力が世界に280万トンもあふれ出る。加えて、今年中にアジアで完成する予定のPE新増設プラント能力は450万トンで、そのうち6割近い260万トンを中国が占める。新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行により人の行き来が遮断され、経済活動が停滞するなか、供給圧力だけが増していくPEの需給状況と急落する価格動向を追ってみた。
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