中国・アジアの工場進出情報

2020.2.15 Vol.32 No.3
ビジネスレポート
中国が初めて日本を抜いたタイBOIへの投資申請

 タイ投資で中国が日本を抜いたことがタイの日本と関係が深い両国のビジネスマンの間で大きな話題になっている。タイ政府の投資委員会(BOI)は2020年1月に2019年のタイへの外国投資(出資比率が外資側10%以上)を発表したが、世界不況の影響も受けて2019年の外国投資は申請件数で16%減の7,561億バーツ(1バーツは3.6円)になった。しかし中国が全外国投資の3分の1ほどにあたる2,600億バーツで、年間投資額としてはタイBOI申請高としては初の1位となり、長年1位を続けていた日本は730億バーツと中国の数分の1以下の2位になった。以前、四半期ベースでは中国が日本を抜いたことがあったが、年ベースで日本を上回ったのは2019年が初めて。
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