中国・アジアの工場進出情報
2020.2.15 Vol.32 No.3
ビジネスレポート
「日中のASEANでの協力関係構築が最重要」とAMATAのウィクロムCEO
1987年以来、工業団地の開発運営をタイ東部などで進めてきたアマタ(AMATA)コーポレーションのウィクロム・クロマディット(Vikrom Kromadit)CEOは筆者と単独会見し、これまでにタイに2カ所、ベトナムに1カ所の大規模工業団地を開発、運営しているが、ベトナムのドンナイ省で長年にわたりマスタープランを眠らせてきた2つめの工業団地「アマタシティ・ロンタイン」もようやく着工、ベトナム最北部のクアンニン省ハロン市でも「アマタシティ・ハロン」に着工、「今後、日本の大手と各種の提携をしながら開発を進めたい」などと語った。先月(1月)、ミャンマー建設省DUHD(住宅開発局)との合弁事業「ヤンゴン・アマタ・スマート&エコ・シティ」を正式契約、ミャンマーで初の「アマタシティ」の建設事業も具体的に着手した他、「ラオス最北部の中国国境にも新たな工業団地を造る」(同)。このためアマタ・グループでは近い将来にメコン河流域地帯に計7カ所の工業団地を持つことになるが、かつての日本企業中心の進出誘致から中国の進出をかなり意識した計画になっている。
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