中国・アジアの工場進出情報
2019.11.15 Vol.31 No.20
産業アナライズ<機械>
機械要素各社、アジアで積極投資
インド/フィリピンで工場新設
機械要素各社がアジアで積極投資に動く。仕向先の産業機械市場の低迷に伴い、足元の需要は弱含みで推移しているものの、同市場は中長期的に堅調な拡大が期待できるほか、BCP(事業継続計画)への対応も踏まえ、日本の直動案内機器、ボールねじ、精密減速機大手が中国、ベトナム、フィリピン、インドの4カ国で増産投資を推進。2019年には日本電産シンポがフィリピンで減速機、2020年にはTHKがインドで直動案内機器の現地生産に乗り出すほか、日本精工は中国で電動ブレーキブースター向けボールねじ設備の新設を計画している。また、日本トムソンはベトナムで直動案内機器と軸受、ナブテスコは江蘇省で精密減速機の生産能力を増強する。
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