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産業アナライズ<自動車> |
トヨタアライアンスを読む・後編
アジアの足場固めは成功するか |
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提携交渉を進めていたスズキとトヨタが真っ先に合意したのは、スズキのインド生産拠点を活用する戦術だった。中国に次ぐ成長市場として期待されているインドでトヨタは3位グループに甘んじている。インドでの年間販売台数を20万台に乗せることが悲願だった。スズキとの提携でその可能性が出てきた、同時にインドでスズキと協業すれば、インド生産車でアフリカ市場を開拓することができる。スズキもこの構想に乗った。アセアン市場は中国勢と欧州勢のさらなる攻勢が予想されるものの、日本勢はすでに完成車サプライチェーンを確立している。そう簡単には奪われない。しかしアフリカはこれからであり、アセアン以上に中国勢の出方に警戒する必要がある。日本車の世界生産台数2,700万台に上乗せできる市場は新興国しか残されていない。 |
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