中国・アジアの工場進出情報

2019.10.1 Vol.31 No.17
産業アナライズ<自動車>
電気自動車「ID.3」発表
そのメカとコストを検証する

 独・VW(フォルクスワーゲン)が電動車専用ブランド「ID」の量産第1号モデル「ID.3」を9月中旬開催のIAA(フランクフルト・モーターショー)で披露した。電気だけで走るBEV(バッテリー電気自動車)であり、VWは「今後10年間にIDブランドで20車種以上のBEVを市場投入し、10年間で1,000万台を生産する」と宣言した。IDブランド各車の量産はツヴィッカウ工場に設けられた新しい生産ラインで行われ、すでに200台以上の量産試作車が製造されたという。市販向けの量産は年末までに開始され、一年後には1,500台/日の量産規模になる予定だ。VWにとって「待ちに待った量産」である。今回はVWが公表した技術資料と製品紹介VTRからID.3および今後展開されるIDブランドBEVの素性を読み取ってみる。
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