中国・アジアの工場進出情報

2019.6.15 Vol.31 No.11
政界人脈
《フィリピン》第18期議会の新上院議員(上)
改選12議席は与党連合の圧勝

 5月13日に実施されたフィリピンの中間選挙は、選挙管理委員会が同22日に確定結果を発表し、国政への影響が大きい上院(定数24)では、改選12議席のうち9議席をドゥテルテ政権支持の政党連合「改革のための連合(HNP)」が推薦した候補が占めた。無所属や中間派を標榜する他の3人の当選者も実質的には政権寄りの姿勢を示しており、野党連合の推薦候補での当選者は1人もいなかった。非改選の12議員とともに構成される新上院では24議員のうち少数派(野党会派)の議員は4人(非改選)だけとなる。下院(全291議席)でも多数派(与党会派)が圧勝しており、6月30日に発足する第18期議会は選挙前よりもドゥテルテ政権の「翼賛議会」化が進む様相を呈している。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved