中国・アジアの工場進出情報
2019.6.15 Vol.31 No.11
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
金属各社、アジアで電池材料の供給体制を強化
2022年までに中/越/インドネシアで5工場稼働
日本の金属各社がアジアで電池材料の供給体制を強化している。世界的な環境規制強化や自動車の安全機能の標準化(自動運転、車線逸脱警報等)による電子部品の搭載数量増を背景に拡大する自動車の電動化・電装化需要に対応。2020年にJFEスチール傘下のJFEケミカルが内モンゴル自治区で負極材、阪和興業がインドネシアで車載用LiB(リチウムイオン電池)材料、UACJが広東省で電池箔、河北省で電池筐体の生産に乗り出すほか、2022年には第一稀元素化学工業がベトナムでジルコニウム中間体・化合物工場を建設する。また、住友金属鉱山はフィリピンにスカンジウム設備を2018年度に立ち上げたのに続き、国内のLiB正極材生産能力を大幅に増強するほか、新日本電工は自動車関連4製品を軸に機能材料事業を強化する構え。
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