中国・アジアの工場進出情報

2019.5.15 Vol.31 No.9
バンコクレポート
タイ航空業界、業績低迷が続く
ノックエアが存亡の危機、東南アジアLCCに再編機運

 タイ航空会社の業績が低迷している。国営タイ国際航空は2018年に116億バーツの赤字となり、17年の21億バーツから赤字額が増大。同社傘下の格安航空会社(LCC)のノックエアは5年連続の赤字となった。LCC大手タイ・エアアジアの18年純利益は前年比95.3%減の1億2,700万バーツと不振だった。タイを訪れる外国人観光客は年間4,000万人を超える見通しで、利用客が増加しているものの、海外のLCC各社がタイ市場に参入し競争が激化している。タイ航空業界は再編機運が盛り上がっているほか、国内各社は多角化による収益拡大を模索している。
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