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2019.3.1 Vol.31 No.4
政界人脈
《ミャンマー》新党「連邦改善党」が旗揚げ
憲法改正を掲げるシュエ・マン党首

 ミャンマー連邦議会の「法務・特別案件査定委員会」委員長を務めるトゥラ・シュエ・マン元連邦議会議長(元国軍統合参謀長)が党是に憲法改正を掲げた新党「連邦改善党(UBP)」を結成し、2月5日に連邦選挙管理委員会(UEC)に政党登録を申請した。連邦議会は、アウン・サン・スー・チー国家顧問(外相・大統領府相兼任)率いる与党「国民民主連盟(NLD)」が翌6日に提出した緊急動議を受けて、同19日には2008年に当時の軍事政権が制定し、国内外から「非民主的」と批判されている現行憲法の改正に向けた憲法改正委員会を正式に発足させた。ただ、憲法改正には国軍指導部からの強い抵抗があるのは必至である。元「軍政ナンバースリー」だったシュエ・マン氏だけに、UBPが今後、同氏のかつての部下だった連邦議会の軍人議員たちの「政治の民主化」に向けた意識改革に影響力を発揮できるのか注目される。
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