中国・アジアの工場進出情報
2019.2.15 Vol.31 No.3
政界人脈
《マレーシア》12人が交代した事務次官人事
「行政・外交官(PTD)」の省庁間異動と昇格
マレーシア首相府は1月3日付けで12の省の事務次官人事を発令(正式就任は1月7日)した。事務次官職は、「行政・外交官(PTD:省庁間異動官僚)」として国家公務員に採用された一握りのエリート高級官僚が上り詰める最高ポストであり、今回の人事で異動した12人のうち7人は、別の省の事務次官ポストからの異動(横滑り)で、3人が副事務次官からの昇格だった(残りの2人は国連大使と州政府官房長からの異動)。昨年5月に歴史的な政権交代で誕生したマハティール政権だが、各省庁の官僚機構を統括する事務次官の人事では(若干の政治的な配慮はあるものの)基本的には伝統的な「順送り」と「輪番制」によって国家行政の安定性と継続性を維持しているようだ。
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