中国・アジアの工場進出情報

2019.2.1 Vol.31 No.2
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
銅箔4社、アジアと日本で生産体制を強化
FPC/LiBの需要拡大に対応

 銅箔メーカー各社がアジアと日本で積極投資に動く。スマートフォン、タブレット端末の高機能化や自動車の電装化に伴うFPC(フレキシブルプリント基板)、LiB(リチウムイオン電池)の急速な需要増を背景に銅箔の需給がひっ迫しているためで、JX金属はフィリピンと日本で圧延銅箔、日立金属は日本でクラッド材の増産投資を計画している。また、2018年に三井金属鉱業がマレーシアでキャリア付き極薄電解銅箔、台湾で高周波基板用電解銅箔、UACJ製箔が日本で圧延銅箔の生産能力を増強した。
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