中国・アジアの工場進出情報
2018.12.15 Vol.30 No.22
ビジネスレポート
働きがいある組織作りに全力あげる
アクロクエストミャンマーテクノロジー社
ミャンマー最大都市ヤンゴンのローカルのIT(情報技術)関連企業は数百社あるが、外資は数十社程度でミャンマー国内向けソフト開発も行っているところは10社にも満たないようだ。ミャンマー進出から6年半になる日系のアクロクエストミャンマーテクノロジー社では「ミャンマー人従業員の働きがい」を最優先の経営方針としてソフトウエア開発に取り組んでいる。毎月1回、勤務時間が終わる夕方5時から2時間の全体会議を開いているが、「従業員の不満や要望、アイデアを聞き、それらを取り入れることが目的の会議だから全員参加で新ルールを決めます。お互いが教育し合いたいと考えおり、後輩が先輩や上司に対して教えることも起きます。この方針についていけず、辞める社員が相次ぎ、一時より従業員数が減っている」と昨年からミャンマーに常駐する日本人トップ(Branch Administrator)の若井さん。大学生へのインターンシップ制度も導入、「日本本社と同様の社風をまずは作り上げたい」(同)と全力投球中。
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