中国・アジアの工場進出情報

2018.7.15 Vol.30 No.13
ビジネスレポート
最近のタイの日系企業動向
アルベリーアジア増井哲朗CEOに聞く

 タイでは日系企業の撤退、廃業のケースを耳にすることが多くなってきた。そこでタイで人気の経営コンサルタントであるアルベリーアジアの増井哲朗(ますい・てつろう)CEOに現状と生き残り策などについて聞いた。2016年4月15日号のAMRで同氏にインタビューして以来2年数カ月後にあたる。増井氏は1970年 4月に日本軽金属に入社、鋳鍛製品事業部の営業部長時に同社が買収した長野県のアルミ鋳鍛造メーカーの松尾工業の社長に就任して経営を立て直した。1995年にはアルミホイール大手のエンケイのタイ法人社長に就任、日本のエンケイ本社の上席取締役だけでなく、エンケイグループの中国、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどでの取締役も兼務、東南アジアなどを飛び回って経営指導してきた。エンケイのインド法人副会長を最後に顧問になり、2010年12月にアルベリーアジア(資本金800万バーツ)をバンコクで設立した。現在は主に日系金融機関から紹介された日系企業90社の世話を手掛けている。
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