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ビジネスレポート |
タイ東部経済回廊(ECC)開発も中国中心に
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タイ観光スポーツ省によれば2017年のタイへの観光客数は約3,400万人でその中で中国が圧倒的1位である1,000万人。160万人ほどの日本人観光客数とは桁違いの差になっている。外貨収入につながるタイへの外国人観光客数で中国が全体の3分の1を占めるまでに拡大してきたことをタイ政府は重視している。タイの輸出はバーツ高にも関わらず好調さを持続しており、2017年は前年比10%増2,367億米ドルで貿易相手国として中国が1位、次いで米国、日本の順。中国企業のタイ投資はシンガポール経由なども含め急増傾向にあり、これまで長年に渡ってタイ投資で圧倒的1位を続けている日本を押しのける勢いにある。そしてタイ暫定政権が最大の優先課題にしている東部経済回廊(EEC)開発でも中国企業が先頭を走り始めた。2017年は日本とタイが修好130周年だったことも記念して同年9月には約600人もの日本の経済界代表のミッションがタイに来て、タイ政権が進めるEEC開発などを後押ししたいとして訪問した。しかしその後の目立った動きが起きない一方で中国企業によるEEC地域での活動は一段と活発化している。 |
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