|
産業アナライズ<自動車> |
総点検・中国車の実力(前編)
ニュージャンルの台頭 |
|
世界最大の自動車市場・中国は、世界でもっとも「買える車種数」が多い国でもある。2017年実績では、全体市場2,888万台のうち約44%、1,087万台が中国国営および独立系の自動車メーカー、いわゆる民族系の商品だった。自動車メーカー数は再び増加しており、民族系だけで販売モデル数は300以上ある。仮に将来、年間3,500万台市場になり、そのうちの45%を中国民族系が握るとなると約1600万台。現在の日本メーカーは全世界で年間約2,700万台を生産しているが、中国国内だけで1,600万台という民族系の数字は侮れない。そして、ガソリン車とディーゼル車では海外勢に勝てないと中国政府は判断し、電動化車両の国産化と「世界の生産基地」化をねらっている。果たして現在の中国自動車産業の技術レベルはどのくらいなのか。そこを探ってみる。 |
|
|