中国・アジアの工場進出情報

2018.5.15 Vol.30 No.9
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
日本の鉄鋼メーカー、ベトナムの建設市場で攻勢
中国品の流入減で市場環境回復

 日本の鉄鋼メーカーがベトナムで建設向け鋼材の供給体制を強化している。インフラ投資や都市開発が相次ぐ同国の旺盛な建設需要に加え、中国品の流入減による市場環境の改善が背景で、JFEグループはASEAN最大の鋼材消費国であるベトナムからインフラ・建材分野を主軸にASEAN全体の鋼材需要を捕捉する体制を整備している。また、共英製鋼がベトナムで生産体制の整備を急ピッチで進めているほか、丸一鋼管が同国で冷間圧延設備の増設を検討している。
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