中国・アジアの工場進出情報

2018.4.15 Vol.30 No.7
ビジネスレポート
溶接業の十一屋工業はラックフエン港から世界市場を狙う

 鉄骨、橋梁などの溶接工事で著名な十一屋工業(本社名古屋市港区)は初めての海外進出として「DEEP C」に進出した。台湾の発電所建設やベトナムではハノイのノイバイ国際空港の日本の建設業者が受注した新ターミナル建設での溶接の支援など海外で仕事を手掛けたことは時々あった十一屋工業だが、6年前に日本の同業者が関係していたハイフォン近くの鉄工所見学に来た時も「ベトナムに進出しようとは夢にも思わなかった」佐々木一道(ささき・かずみち)社長だが、その後、ラックフエン国際港ができることや税制優遇も得られるハイフォンの「DEEP C」の存在に関心を持った。そして2015年からハイフォン進出を検討し始め、2016年8月に「DEEP C」と1万5千平方メートルの土地を契約(50年間の土地使用権)、6,900平方メートルの工場を建てた。
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