中国・アジアの工場進出情報
2018.2.15 Vol.30 No.3
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
日本の工具鋼メーカー、アジアの事業基盤を強化
ソリューション営業/加工体制を強化
日本の工具鋼メーカーがアジアの事業基盤を強化している。自動車および自動車部品の生産拡大に伴い、今後もアジア需要の大幅な伸びが期待されるほか、自動車鋼板のハイテン化が進むなか、高性能な金型が求められており、材料だけでなく加工や表面処理といったソリューション提案へのニーズの高まりが予測されるためで、日立金属はソリューション営業体制、住友商事と大同特殊鋼は加工体制の強化を通じ、この需要を取り込む。また、工具メーカーもアジア展開を加速させており、2017年10月に超硬工具で世界シェア4位の三菱マテリアルが天津市に技術サポート拠点を開設したのに続き、同12月にはユニオンツールがタイに切削工具の販売拠点を立ち上げた。
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