中国・アジアの工場進出情報

2018.2.1 Vol.30 No.2
ビジネスレポート
ミャンマーのシンガポール系工業団地
「i-Land Park」初進出3工場も稼働

 ミャンマー最大都市であるヤンゴン市内の現国際空港から87キロ北にある古都のバゴー(BAGO)にシンガポール系の工業団地「i-Land Park」が建設されていることを前に紹介したことがあるが2017年末に再取材できた。2017年12月には同工場地区で初の工場として3社の中国・香港企業が工場を完成したのに続き、さらに3社の工場もこのほど建設に着工、団地内の各種のインフラ開発も進んでいる。ミャンマー唯一の近代的な工業団地として日本がヤンゴンから20qほど離れた場所に開発した「ティラワ工業団地」が有名だが、アクセスする高速道路はないため車で1時間以上かかる。「i-Land Park」はヤンゴンからティラワまで行くのに比べ4倍以上の距離があるが、高速道路が利用できるため、ヤンゴンから「ティラワ工業団地」に行くのと同じ1時間程度で結ばれている。「i-Land Park」の現場オフィスの幹部従業員もヤンゴンから通っている。
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