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産業アナライズ<自動車> |
中国EV市場開幕・後編
EV輸出大国への夢 |
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中国政府は「自動車強国」を目指している。内燃機関エンジンも車体も変速機も、次世代のトレンンドを生み出せるほどの開発力はまだ身に付けてはいないが、電動化というルールで国内需要を縛ることで世界中から投資と頭脳を引き寄せようとしている。NEV(ニュー・エナジー・ビークル=新能源車)規制の対象となるEV(電気自動車)とPHEV(プラグイン・ハイブリッド車=外部充電とエンジン発電の両方を使える混合動力車)の生産は、国営自動車メーカーが国内の新興勢力と外資の中国現地生産とを抱き込みにかかった。今後3〜4年で国内再編に等しい動きに発展する可能性が高いと言える。同時に、電動モーターや蓄電池、制御系なども国産化を進め、その供給を牛耳ろうとしている。最終目標は「一帯一路」で開拓した輸送ルートを使っての輸出だろう。中国国内の経済は、世界の自動車工場という姿の自動車産業が支える。そんな構図が見えて来る。 |
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