中国・アジアの工場進出情報

2017.9.1 Vol.29 No.15
産業アナライズ<自動車>
自動車技術のトレンド
日米欧と中国の動向・その2「ボディ」

 路上を走るクルマすべてが自動運転車になれば、現在のような丈夫なボディは要らなくなるだろう。進化したAI(人工知能)により衝突は未然に回避される。同時にエンジンまたはモーターの出力もいまほど必要としなくなると言われている。自分で運転しないクルマにびっくりするような急発進・急加速はしてほしくないという消費者が多いことも、現段階での市場調査データが示している。しかし、これらはずっと先の未来の話であり、現在は「より丈夫」かつ「できるだけ軽い」「適切なコスト」のボディが主流である。最近10年間の傾向は軽量化であり、強度の高い素材を使って素材の厚みを削り、その厚み分で重量を削っている。アルミやカーボンはまだ大衆車には入って来ない。
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