中国・アジアの工場進出情報

2017.6.1 Vol.29 No.10
産業アナライズ<機械>
建機各社の中国事業、2017年度もプラス基調を維持
3社が増収を計画/2016年秋から需要急増

 建設機械メーカーの中国事業が改善しつつある。現地筋によると、中国における2016年の油圧ショベル販売台数(25社ベース)は前年比25%増の7万320台と2013年以来、3年ぶりにプラスに転じた。2014年3月から2016年1月まで23カ月連続でマイナスが続いていたが、政府によるインフラへの投資が後押しし、同年9月以降、右肩上がりで拡大。この勢いは2017年に入っても衰えず、2月は前年同月比3倍の1万4,530台と2月としては2011年を上回り過去最高となった。こうした中、日本の建機メーカー3社(コマツ、日立建機、住友重機械工業)の2016年度中国売上高は3社ともに大幅な増収を達成。2017年度も3社ともに増収を見込んでいる。なお、コベルコ建機は地域別の売上高を公表していない。
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