中国・アジアの工場進出情報

2017.4.15 Vol.29 No.7
産業アナライズ<自動車>
沸騰!アジアSUV市場・後編
中国とインドのSUV攻勢

 米国で生まれたタフな4WD(四輪駆動)軍用車は、米国の自動車メーカーが民需転換してSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)というカテゴリーになり、これを日本勢がタフさを割り引いた「普通に乗ることのできる乗用車」にした。トラックと同じ丈夫なフレームを使わない薄板攻勢のモノコックボディでSUVを作る手法は日本勢が確立した。そして近年、SUV市場参入した新興国の自動車メーカーがモノコックSUVへとシフトしている。悪路を走破できる生活必需品としてのタフな万能車ではなく、日常用途のSUVはますます数が増えている。その開発現場を取材した。
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