中国・アジアの工場進出情報

2017.3.15 Vol.29 No.5
華人企業家の夢と野望
「嵐を呼ぶ男」を生んだ台湾が嘗めた苦難の歴史
―― 台湾を考える3冊

 戦後日本経済の象徴ともいえる東芝も、ついには超優良の半導体部門を手放すのか。すると早速、「嵐を呼ぶ男」の異名を持つ郭台銘が、昨年のシャープに次いで「東芝も俺が買う」と名乗りをあげる。3月1日、彼が率いる鴻海精密工業傘下の堺ディスプレープロジェクト(SDP)が、広州市政府と共同で建設する巨大液晶パネル工場の鍬入れ式でのことだ。
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