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ビジネスレポート |
「滑J発改善エンジニアリング」
日本へ無一文で技能実習に行ったタイ人男性が
製造業のオーナー社長に |
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かつて貧しく日本へ無一文で技能実習に行ったタイ人男性がタイ帰国後約5年で起業した。場所は、バンコクから車で約2時間、チョンブリ県のアマタ・ナコーン工業団地の先にあるローカルの工場団地内で、その中の貸工場に「滑J発改善エンジニアリング」という日本語の看板がかかり、そのタイ語訳も「ボリサット(会社)カイハツ・カイゼン・エンジニアリング」と表記している。純タイ企業だがこの名で商務省に会社登録している。主に金属部品を製造するこの工場を2013年に立ち上げたのがパッタナー・プラチャイブン(Patthana Phrachaibun)氏で、現在の従業員数は13人。生産しているのは主に各種機械の消耗品、金型部品、治具などである。パッタナー氏から日本語で「昭和57年生まれの34歳です」と最初に流暢な日本語で挨拶された。2005年から3年間の技能実習生を終えてタイに戻ってからは日本の実習期間中に取得をした「日本語検定2級」を掲げて日本語通訳の仕事をメインにしてきた、パッタナー氏を日本へと導いた外国人技能実習生の受け入れ団体である国際人材育成機構(アイム・ジャパン、東京都中央区)のバンコク事務所でも1年ほど働いた。「日本から学んだことを忘れない、そして日本の生産スタイルの経営を持続させたいので社名を『開発改善』にしました。タイ語で開発は私の名のパッタナーでもあります。いつか500人1,000人が働く工場にしたい」とパッタナー氏は張り切っている。 |
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