中国・アジアの工場進出情報

2016.10.1 Vol.28 No.17
FOCUS<アジアのインフラ整備状況>
[タイ]
鉄道整備でモーダルシフトを推進

 タイ政府は鉄道網を整備することで、道路交通から鉄道交通へと輸送手段のモーダルシフトを推進している。タイ市内における渋滞の緩和、輸送・物流の効率化とスピードアップ、大気汚染の緩和が主な目的である。中核となっているのは「都市交通」「複線化」「高速鉄道」の3つ。数多くのインフラ計画を打ち出しているが、その多くで計画は遅々として進んでいない。同国運輸省ではこうした状況を打破するため、大規模インフラプロジェクト20件(総事業費1兆7,900億バーツ)については早急に進捗することを打ち出すなど、タイ政府も積極的な姿勢を強化させている。
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