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川崎汽船、『老舗』タイ事業は一貫サービスで差別化
ベトナムでは「オールジャパンによる最新鋭冷凍冷蔵倉庫」
事業がスタート |
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川崎汽船がタイで冷凍冷蔵倉庫の営業を開始したのは27年前、1989年にさかのぼる。当然のことながら同国での外資企業による冷凍冷蔵倉庫としては「老舗中の老舗」であり、熱帯しかも新興国というハードルが高い地域での運営ノウハウは他社の追随を許さない蓄積を誇る。2014年には第2倉庫の営業を開始し、倉庫面積を4,000uから計1万300uに引き上げ事業規模を拡大。足元の景気低迷や競争激化により冷凍分野では影響を受けるものの、ノウハウと技術力が必要なチルド帯では依然として圧倒的な強みを維持している。この7月には、ベトナムでも冷凍冷蔵倉庫の営業を開始。日本ロジテムとの合弁事業であるが、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)の出資を得て「オールジャパン」での事業運営を進めるなど、新たなコールドチェーン事業の構築を目指している。 |
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