中国・アジアの工場進出情報

2016.8.1・15 Vol.28 No.14
産業アナライズ<化学>
韓国/台湾の石化事情〜APIC2016より
韓国〜内需微増/輸出減少も2016年は回復予想

 韓国の2015年主要石化製品(合成樹脂・合繊原料・合成ゴムの合計)生産量は0.3%減の2,093万トンと僅かながら前年より減少し、内需は1.9%増の1,046万トンと若干盛り返したものの、輸出は2.5%減の1,145万トンと引き続き減少した。合成樹脂の生産・内需・輸出はいずれも堅調だったが、合繊原料と合成ゴムはアジア域内の競争激化によって厳しい事業環境が続き、軒並み前年割れだった。2016年は主要石化品生産が2.6%増の2,147万トン、内需が1.2%増の1,059万トン、輸出が3.3%増の1,183万トンといずれも増加を予想。国内・輸出市場ともに好転し、石化産業には追い風が吹く見通しだ。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved