中国・アジアの工場進出情報
2016.3.1 Vol.28 No.4
産業アナライズ<自動車>
中国「新エネ車」政策検証・後編
官主導の限界と民の底力
中国政府は2020年までに新エネルギー車の販売累計500万台をめざしている。電気だけで走行するEV(エレクトリック・ビークル=電気自動車)と、内燃機関と電動モーターを併用するHEV(ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)のうち外部充電が可能なPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)だけが政府公認の新エネ車であり、中国政府が補助金の継続を打ち出した結果、昨年11月以降は新エネ車の生産・販売が増加している。とは言え、16年2月現在での推計運用台数は約60万台であり、500万台への道のりはまだまだ遠い。中国政府は省や市に対し達成目標を示し導入促進に乗り出したが、同時に普及のためのインセンティブを増やす検討も行っているという。何らかの予算措置があれば民需は動くとの判断だろうか。官主導だけではうまくいかない。そこをどう突き崩すのだろうか。
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