中国・アジアの工場進出情報

2016.2.15 Vol.28 No.3
ビジネスレポート
ラオス最大の投資メリットは電気代の安さ

 ラオスは、タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、中国・雲南省という大メコン圏(GMS=Greater Mekong Subregion)すべての国に隣接する内陸国で、中国を源流とするメコン河の全長の半分近くがラオス国内を流れている。かつてインドシナの秘境、閉ざされた国(Land Locked Country)とされたラオスはメコン河対岸のタイとだけで1,750キロもの国境を接している。これまでに両国間を流れるメコンに5つの橋(内4橋は国際橋)が架かり、ラオスはタイ、中国、ベトナムなど大メコン圏の中継基地国として貿易、投資、観光面で開かれた役割が果たせるようになった。ラオスで登録され、ラオス中部のサワンナケートに支店、配送センターを構える日系のラオ・ニッシンSMT社のトラックはタイとベトナムにそのまま乗り入れることが可能だからベトナムとタイを結ぶ一貫輸送も可能にしている。
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