中国・アジアの工場進出情報
2016.2.15 Vol.28 No.3
目黒教授の東南アジア市場参入・必勝セオリー
〜技術とビジネスモデルをどう生かすか〜
第24回:「製品化手法」の適切な選択(5)
〜統合化アプローチから適応化アプローチへ
“ユニクロ”のケース(1) 〜
ここまで述べて来た様に、グローバル市場における製品化において、“統合化アプローチ”は“適応化アプローチ”よりも優位性が高く、より戦略的であるとされる。しかし、マイケル・ポーター(Michael Porter)は、無条件に“統合化アプローチ”を支持しているわけではない。“統合化アプローチ”を採用するためには、まず、それに合った顧客層(前号で示した3つの顧客層)を選ばねばならない。仮に“統合化アプローチ”を採用していたとしても、狙う市場や顧客が変化すれば、企業は製品化戦略を他のものへと変化せざるを得ないのである。
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