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ビジネスレポート |
ミャンマー進出も検討する矢崎グループ
植松賢二THAI ARROW PRODUCTSダイレクターに聞く |
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矢崎創業を中心とする矢崎グループは世界45カ国に476拠点を構え、総従業員数は約28万の大企業として自動車機器、生活環境機器の製造を始め、環境・リサイクルなどの新規事業など様々な活動を世界で展開している。タイでは矢崎グループは54年目の歴史があり、ワイヤーハーネス(組み電線)や電線、銅線、デジタルタコグラフなどの製造の他、総務、営業・開発などの6社があり、タイでの総従業員は1万4,000人。タイの自動車部品部門でワイヤーハーネスを製造しているTHAI ARROW PRODUCTS CO.,LTD.の植松賢二(うえまつ・けんじ)取締役はタイ各地を始めラオス、カンボジアで工場を立ち上げる最先端のマネージャーなどとしてワイヤーハーネス工場の立ち上げを担当してきた。しかし矢崎グループはミャンマーにはまだ工場が無い。ミャンマーでは民主化が進み、昨年11月の総選挙がほぼ公正に実施されたと評価する米国が近く経済制裁の全面解除(現在も一部続行中)をするだけでなく、ミャンマー産品への特恵関税付与なども検討していることなどから米国企業のミャンマー投資が急増しそうだ。矢崎グループでもミャンマーでワイヤーハーネスの製造に進出する計画を検討していると聞き、タイ周辺国も担当する植松氏に現状を聞いた。 |
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