中国・アジアの工場進出情報
2016.1.1・15 Vol.28 No.1
ビジネスレポート
1997年ミャンマー進出の千代田化工建設
エンジニアリング事業を本格的に再開へ
千代田化工建設はミャンマー建設省の公共事業公社(局)である「パブリック・ワークス」(PW)との現地合弁として「千代田&パブリック・ワークス」(CPW)を千代田化工建設60%/パブリック・ワークス40%で1997年7月に設立している。ミャンマーでは1996年に第1次投資ブームが起こり、外資向けとしては初の工業団地であるミンガラドン工業団地なども着工され、日本企業の進出が銀行などを中心として増えていた。CPWは日本の大手エンジニアリング会社のミャンマー投資のパイオニアとして日系エンジニアリングではミャンマーでは唯一の存在だったが、近年、JFEエンジニアリングも進出している。新政権がスタートする現在の取り組みについて昨年同社が開発した「プライム・ヒル・ビジネス・スクエア」の事務所で龍口喜(たつのくち・ひさし)取締役に聞いた。ヤンゴンのCPWに「常勤」する日本人は千代田化工建設のタイ法人社長を兼務する河野暢彦(こうの・のぶひこ)社長との2人で、新規プロジェクトが発生すると日本などからエンジニア派遣などの応援を得る体制にしている。
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