中国・アジアの工場進出情報

2015.11.1 Vol.27 No.19
ビジネスレポート
大メコン圏中心に位置する開かれた国めざすラオス

 ラオスは1997年7月にASEAN(東南アジア諸国連合)、2013年2月にWTO(世界貿易機関)にも正式加盟している。2007年1月から日本人のラオスへの短期入国でビザを免除している親日国。人口700万足らずの小国だが、2020年までに後発国(LDC)を脱け出たいという国家方針があり、外国投資の受け入れをそのテコにしたいと考えている。このラオスの投資環境を知るセミナーが国際機関日本アセアンセンターとラオス計画投資省主催により去る10月に東京で開催された。以下はこのセミナーに参加して得た情報を中心に最近のラオス投資環境を紹介してみたい。大メコン圏では地理的に中心国に位置するラオスのソムディ・デゥアンディ計画投資大臣はAEC(ASEN経済共同体)が来る年末からスタートするが、ラオスは「Land Linked Countryとしての役割を果たしたい。2016年からの5カ年計画で貧困からの脱出を狙う」などと同セミナーで語った。
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