中国・アジアの工場進出情報

2015.9.15 Vol.27 No.16
ビジネスレポート
カンボジア投資に新たな動き
最大のプノンペン経済特区(PPSEZ)に見る

 アジア各国で賃金の大幅上昇が続き、円安下でも日系企業が「プラスワン」の進出国としてカンボジアなどタイ周辺国への投資を続けている一方、すでに投資した日系企業に「プラスワン」国から撤退するといった新たな動きが出ている。カンボジア最大の工業団地で日系企業に最も人気があるプノンペン経済特区(PPSEZ)では近年だけで日系企業が5社も撤退したのは、進出当初に期待した低い生産コストが失われたとして日本やタイ、ベトナムなどに撤退したもの。一方、従来は日本企業が中心だったPPSEZに欧米系、タイやベトナムなど、SEZ開設当初では想定外だった国からの投資が急増するという新たな動きがでてきた。
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