中国・アジアの工場進出情報

2015.7.15 Vol.27 No.13
産業アナライズ<化学>
タイの石化事情〜輸出が追い風
GDP成長率は低調ながら底打ち感も〜APIC2015より

 タイでは2011年に発生した洪水被害からの回復途上にあったものの、2013年下期の反政府デモに続き、2014年5月の軍事クーデターで国民の購買意欲はさらに低下。2014年のGDP成長率は当初3.5%と予測されていたが、結果的には2013年の2.9%をも下回り、わずか0.7%に留まった。石化産業ではクーデターに加え、洪水後に政府が実施した自動車減税の反動により、住宅と自動車分野で影響がみられたが、輸出が下支えした。
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