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我が社のアジア戦略 |
大躍進する韓国のミニ東レ・TAK
2020年売上高目標2.5倍の5兆W/営業益率10% |
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韓国で「ミニ東レ」とも称される先端素材メーカーが大活躍している。東レの完全出資子会社であるToray Advanced Materials Koreaで、略称はTAK。子会社を含め2020年に売上高5兆ウォン、営業利益5,000億ウォンを目指し、繊維・フィルム・IT素材などの各セグメントで積極的に事業展開している。PPSB(ポリプロピレンスパンボンド不織布)はアジアbPのキャパシティーをさらに強化し、スーパーエンプラのPPS(ポリフェニレンサルファイド)設備は原料からの一貫生産体制で2016年4月に稼働開始する予定のほか、炭素繊維はコンポジットなどの複合ビジネスを拡大する。さらに、2014年に買収したToray Chemical Korea(TCK)とのシナジーを最大化させ、繊維事業の高度化やメタアラミド繊維など新素材事業の拡大を図る。目標達成のために今後どのような施策を遂行していくのか、TAKの李泳官代表理事・会長に事業戦略を聞いた。 |
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